2024年。おそらく一番食べた弁当は、弁松の並六だと思う。
たまに食べたくなるのよ、家ではまず出来ない濃ゆい味わいの煮しめで日本酒を楽しみながら、ちょうどよく水分の抜けた、経木の弁当箱に詰まったご飯とカリカリの梅。
この米も、酒のあてになるのよ。そんな素敵な並六白飯弁当がこちら。
めかじき照焼、玉子焼、蒲鉾、豆きんとん、野菜の甘煮(つと麩、蓮根、里芋、筍、ごぼう、椎茸、いんげん、生姜辛煮。
実は、地味に生姜辛煮が好きです。飯にも酒にも合う。まぁ全部合うんだけどさ、空気感をパリっと変えてくれる存在が嬉しいわけよ。
せっかく東京で活動しているわけだから、ちゃんと江戸の味もしっかり味わっていかないとねと思い、きっと来年も何度も食べてるかと思います。
そもそも、こんなトラディショナルすぎるお弁当、どこを探してもここにしかないので、超貴重なんです。