碧南・棚尾商店街。毎月3日にある、毘沙門天が祀られている妙福寺の祭礼の時以外は大体静かな街なのだけど、そこに老舗の惣菜店があり、よく食べてます。
手づくりの惣菜だけでなく、買って家に持っていき自宅で揚げるだけスタイルの揚げ物も充実しているので、よく賑わってます。
大型スーパーも非常に増えている地域ですが、個人店かつ惣菜店でなぜここまで生き残っているのかと考えると、圧倒的に料理が普段着で美味いからに他ならんかと思う。
地豆の煮物なんかその最たるもの。碧南の郷土料理の1つだが、ずっと食べれる位美味い惣菜なのだけど、地場レベルで愛される味なので、資本系の店じゃ多分なんともならんものになるかと思う。
そうかと思えば、この豚の角煮のリッチ感もなかなかたまらんわけ。別に安いわけじゃないけどそれでいい。真っ当な味なので。
実際最高なのは、野菜系の惣菜が充実しているという点。野菜系料理の充実っぷりは、いわゆるガチ売れデパ地下惣菜たちとは一線を画す、家で出てきそうだけど家で出せないそういう毎日の食卓に寄り添う系の惣菜なので、実は結構これはこれで他と差別化できているというか、自然発生的に、もうここにしかない味となっているのだと思う。
こういう惣菜店は大切にしていかんといけないと思う。まぁ美味いのでそんな事思わずともどんどん毎日売れていくんだなぁと感じてます。