碧南・天王だんご屋、大正時代から続く美味いだんご

碧南・天王だんご屋、大正時代から続く美味いだんご [レストラン訪問]甘いもん・スイーツ

前にも書いたんだけどね。自分で買いにいくのって最近とかなので。

本来は津島屋というのだけど、俺とか地元民の口から出るのは「天王のだんご屋」。ちなみに電話帳には「だんご屋」
俺が生まれる前から、いや、爺さんが生まれる前からあった店で、これがまたすごいのが、だいたい午前中には完売してしまうのと、串も手作りなので、12月から2月、だいたい2ヶ月くらい串の仕込みのために店を閉めるという、実はめちゃくちゃ振り切った営業をもう100年もやっているわけだ。

そして、この令和の時代でも1本80円。まっとうな仕事がされたまっとうな団子が1本80円。ラインナップは醤油とこしあんの2種類。たくさんあったって、どんどん売り切れていく。

醤油は、甘み一切なし、びしっと醤油の香ばしさがたまらない。そして、こしあんの爽やかな甘さとこの素朴感。そこに、まっとうな団子のうまさがたまらない。まっとうな作り方ゆえに、ながもちしない。買って翌日にはちょっともう硬くなってきてしまうから、じゃあたくさん買っておみやげになんてことは出来ない。むしろしたくない。まぁ、午前中に買って夜東京とか大阪でその日のうちに食べるくらいならアリだろうけど、俺は帰省したときに家で食べるだけにしている。それくらいに繊細、それくらいに優美で素朴な味。これからの100年も続けてほしいなぁと切に願うそんな店です。

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