名駅の新幹線口ってのは、軽く禍々しくていい。綺麗になりすぎてしまった街にはこんな匂いはしない。街は人、人は街だと思う。さてそんな事を言っても始まらない。新幹線に乗る前にさ、仲間と呑みたくて訪れたのが魚椿。隣の大黒と系列は同じ。
わいわい賑わってるのは変わらない。勢いのあるグループだなぁと思うよ毎度。
とりあえず刺身を盛ってもらい、
天ぷらもどんと盛ってもらう。海老がちゃんとしてるのが嬉しいじゃないか。
たたきも追加し、
野菜ものも追加。
なんか、いいね。立ち飲みで天ぷらっていうのは。
江戸時代の大衆の食いもんを想起させるわけでね、立ち飲みには文化的にも合うんだと思う。
寛延元刊・出雲寺和泉掾が出版した歌仙の組糸にも、こういうことが書かれているという。
「てんふらは何魚にても温飩(うんとん)の粉をまぶして油にて揚げる也、菊の葉、牛蒡、蓮根、長いも、その他も温飩の粉を水醤油でとき、塗りつけて揚げればてんふらになる」
もっとも、その当時が串にさして揚げていたらしいのだがね。
最後に、こういう流行り物を。ウニを大葉と牛肉で巻いた天ぷら。まぁこれはなかなかいいわな。
天ぷらとハイボールでいい気分、いいじゃないか。
魚椿 本店 (立ち飲み居酒屋・バー / 名古屋駅、名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.4