和食さと、どれくらい振りに来たかもうわからない。
それこそ、和食さとになる随分前、まだ洋食をやっていた頃のさとで家族で食事をしていた事があるくらいの歳には俺はなっているのですが、まぁ行く機会がだいぶなくなり、それこそ東京に出て行ってからというもの、なかなか行く機会も減ってしまっていました。
さと、といえば法善寺の夫婦善哉。
これは、子供ながらに、だいぶお店でも推していたので覚えて入るものの、実は食べた事がなかったりします。
最も、実家近くにお店があるので、さと→まんぷく食堂エブリデイズ→和食さとへの変遷は知ってはいるものの、本当に行く機会がなかったです。
それこそ新規客の如く和食さとに入ってみたら、なかなかしっかり飲み屋としても機能している、和食主体のちゃんと飯が食える綺麗なレストランだなと感じました。ロイヤルホストに対をなすかのようなそんな感じです。
見事に広いレンジをカバーしつつ品も落とさないというそういうところが長年培ってきたノウハウというか矜持というかそういう感じもありますし、普通にシニア層も夜に元気に働いているのを見ると、やれ若い人しか欲しくないとか言ってる経営者や人事はまじ目を覚ませとか言いたくなるところをグッと堪えつつ、メニューを見ることにします。
で、たまたま北海道フェアというものをやっていて、最初は豚丼にでもしようかなぁとか思っていたところ、ふと目をやると、石狩鍋とあるわけだ。
大体石狩鍋は俺は自分でちゃちゃっと作ってはいるが、はて関西のレストランチェーンがこれをどう作るかと思って注文してみた訳です。
一人鍋で、ちゃんと岩谷のカセットコンロで供された石狩鍋
綺麗な鍋つゆに、ホタテと鮭と玉ねぎなどの野菜がたっぷり。優しい着地点の味わいで、ホッとする。どこかが尖っているようなそういう美味しさではなく、食材の力そのもので優しく包み込むようなそういう鍋で、ちゃんと美味かった。
この、鍋が煮える間の数分を、何かつまみながら酒でも飲むのがこれは正解だなって思える美味しさです。丁寧だな味わいだなぁと感心しておりました。
長年運営しているレストランチェーンの底力というものをしっかりと味わいました。






