巷で町中華だなんだって言われて久しいが、定性的に名古屋感というか愛知感のある新幹線名古屋駅に近い町中華ってのもなかなか味わいがあるわけだ。むしろ貴重なんではないかと思うくらいだ。
まず俺は、黒ラベルを注文。ずいぶん前から、瓶ビールをタンブラーによそうときは、泡をたてないスタイルに個人的に変更している。こっちの方がビールの旨味とかがストレートに伝わるから好きだ。
焼豚を注文する。どうしてこう、中華屋の焼豚ってのは美味いんだろうか。脂が落ちて染み込んだキャベツだって立派につまみとして成り立つ。
しばらく経ったら、やってきた焼き餃子。最近はいろんな餃子が世の中にあふれてるけど、そうだよ、これだよ、こういう大きさでこういう焼きの、そうそうこれこれと語彙力を奪う焼き餃子。美味しいよね。瓶ビールが進むので困る。
さぁ、〆よう。〆るにはラーメンもいいのだが、やはりここはチャーハンが食べたい。そして、ここにはにんにくチャーハンがある。頼まないわけがない。あとは帰るだけだし、特に情事があるわけでもないし。(まぁ、あっても食べるわ)
しっかりしたにんにく感に、卵にハムに葱というシンプルさながら、あぁやっぱり中華屋はこうでなくっちゃっていうそういう旨さ。添えられた紅生姜の昭和感がたまらないわけだ。こういうのがいいんだよ。
ちなみに、ここの方、詩人です。
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町中華と短歌というそんな組み合わせも楽しめる、なかなかな黄色いお店。それが、平和園。