余市・雪の中のニッカウヰスキー余市蒸溜所でウヰスキーを学ぶ

余市・ニッカウヰスキー余市蒸溜所でウヰスキーを学ぶ

ウイスキーの蒸留所の工場見学、サントリー山崎蒸留所にはもう何度も行っているが、ニッカウヰスキーへの訪問は初めて。実はずっと行きたかった場所でもあります。

山崎に行った時の話はこちら。

見学はもう絶対に要予約。仲間にとってもらいました。超人気なのでほんと行くなら早め早めで。

余市蒸溜所見学|NIKKA WHISKY
ウイスキーの製造工程の見学や、施設、試飲ができるテイスティングバー、ディスティラリーショップのご紹介。ガイドツアーでは、ウイスキーの製造方法やニッカの歴史についてガイドがご案内し、最後に無料のテイスティングをお楽しみいただけます。

雪深い余市蒸留所。有名な絵面ですね。はい感動。

ついに当地を踏めるという感動。

キルン塔(第一乾燥塔)をはじめとする複数の施設が、2022年に重要文化財に指定されており、この70分に及ぶ蒸溜所見学は本当に貴重。
見学は、まずはニッカウヰスキーの成り立ちを映像で学ぶわけですが、この映像もまたかっこいいわけ。その後、キルン塔の説明をうけ、

ポットスチルが並ぶ蒸留塔へ。ポットスチルに注連縄っていうのがまた特徴的だが、これは竹鶴政孝氏の生家が造り酒屋だったことからとのこと。

※竹鶴政孝氏の生家は、俺も大好きな酒蔵の1つ、広島県竹原市の竹鶴酒造。

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1733年創業「竹鶴酒造株式会社」。広島県竹原市で古くから酒造りを営み、「風土と歴史が醸す食中酒」「食をおいしくする」をモットーにうま味ときれ味と酸味の揃った純米酒を醸す日本酒蔵です。

今でも伝統的な石炭直火蒸溜で蒸留を行なっており、貴重な作業現場も見られました。

各種パラメーターを見ながら石炭を焚べていくところは、さながら蒸気機関車の機関助士。

蒸留塔で、ウヰスキーの製造工程を復習し、

吹雪の中、粉砕・糖化棟や発酵棟を外から見学。

厳しい余市の冬の気候をバッチリ体感。

周囲、ホワイトアウトしてます。

1984年まで研究棟として使われていたリタハウス。

山田町から移築された竹鶴政孝邸宅。これらの建物のガラス窓が当時の建築の様相が垣間見られていて非常に興味深い。

そして一号貯蔵所へ。ここにも注連縄が。
建物自体は他の貯蔵庫はモルタル製だが、ここは石製。床は土のまま。

入ると、ウヰスキーの芳香がまぁたまらんわけです。

この空気感がウヰスキーを醸しているんだなと考えると、酒ってのは本当に面白いなぁとつくづく考えさせられまして、

例のステンドグラスをみまして、

お待ちかねの試飲会場へ。

今回は、シングルモルト余市・スーパーニッカ・アップルワインをいただきます。

こんなスタイルで渡され、そのままとか水とかソーダとかでめいめいに楽しんでくれという感じですね。

バチクソ吹雪いている余市蒸留所を眺めながら

早速試飲。俺の場合は、全てそのままで味わったのち、それぞれ。
シングルモルト余市はトワイスアップに、スーパーニッカは水割り、アップルワインはハイボールに。このアップルワインのハイボールはかなり美味い。これは発見でした。

見学はこれで終了だけど、やっぱりデッドストックなウヰスキーも味わいたいよねということで

ニッカミュージアムでの有料テイスティングへ。
モルタル製の貯蔵庫を改築した施設で、

エモい感じで学べます。

各商品がどういう経緯で生まれてきたのかというストーリーがよくわかり、これだけでかなり楽しめますが、メインは有料テイスティング

一人3杯までの制限がありますが、なかなかお目にかかれないウヰスキーを試飲。
言葉を失います。そして、酒の楽しみ方というものについて、個人的に本当に反省させられました。ガブガブ安酒ばっか飲んでちゃダメだなってね。

歴史と想いに触れ、

ウヰスキーを醸造している間も稼がにゃならんのでリンゴ汁を売っていた過去(大日本果汁株式会社から日と果をとってニッカウヰスキーとなった経緯とか)を見て、商売って昔から甘くないんだなぁという苦い思いも感じたりして、非常に学びの多い見学となりました。

まだ、学びたりたいので機会あれば次も行きたい。

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