碧南/石川鋳造、おもいのフライパンファンミーティングに参加して製造工程を学んだ件

碧南/石川鋳造、おもいのフライパンファンミーティングに参加して製造工程を学んだ件 イベント

調理器具に何を使っているかと言えば、まぁそれなりに色々とは使っておるのだけど、フライパンに関して言えば鋳物かアルミかのどっちかである。テフロン加工のものも持ってはいるのだが、もう数年ほぼ使っていないし、それこそ10年強買ってすらいません。

鋳物のフライパンも、結局2種類。どちらも愛知製。愛知ドビーのバーミキュラ(28cm26cm深型)も使ってますが、長く使っているのは、碧南・石川鋳造の「おもいのフライパン」(20cmと、鉄板
その製造過程は大体知ってはいたが、生では見たことがなかったわけで、観る機会があるとなあらそりゃあ行くでしょうと、ファンミーティングに参加したわけです。

最初は、石川鋳造4代目・石川鋼逸氏のお話からスタート。このあと、最後まで進行から肉焼きから全部やってます。

その後、参加者は全員ヘルメットを着用。製造工程を生で見学です。

まずは、素材。プレス加工された際に出た鉄の端材などが集積されてますが、柔らかい鉄と硬い鉄で分けて格納されていまして、

実際の綺麗な素材で見るとこんな感じなんですけどね、

それを強力な磁石で吸着し、そのまま上部にある炉へ。

ここでは電炉を使ってます。高熱で溶かしてますが、流石に熱い。1500℃にもなるからそりゃ当然でしょう。

こうして作られた溶湯を鋳造現場まで運び、

溶湯を型に流し込んでいきます。溶湯温度や流し込みの速度や表面張力なんかを想像すれば、簡単な仕事ではないということは一目瞭然。ものづくりに簡単な工程なぞないのです。

それにしても、なかなかにエモい工場だなと思うわけですよ。

それもそのはず。工場自体が文化財みたいなものなので。旧岡崎電燈(中部電力の前進会社)が1923年に完成させた大浜火力発電所の建屋そのものだから。

新しいものと旧いものと対比というのはまたどうして惹きつけられるものがあります。

さて、製造工程の見学は終わり。企業秘密な部分も当然製造工程にはあるわけなので、全部が全部というわけにはいかないでしょうが、それは納得。

おもいのフライパンBASEにて今度は試食。

社長自らお肉を焼きます。鋳物のフライパンはIH対応なので、動かすことなくおいておけば、あとは普通に焼くだけ。重いので逆に安定感あっていいかもしれません。

フードコーディネーターの方はカレーを作ってました。
おもいのフライパンの新製品(試作中)で米を炊き、スパイスカレーを誂えたと。

ふたにもなる鉄板と鍋の2i n1で電化製品組み合わせのもの。

試食のカレーはこちら。米が、いわゆるべっちょりした仕上がりにはなりにくいのでおそらく冷えても美味いでしょう。カレーは、うん、まぁカレーです。

社長曰く、そこらで買ってきた安い牛肉だそうだが、流石に美味い。ポイントは、薄い肉じゃなく厚い肉を選択してほしいとのこと。そりゃそうだわな。肉汁がちゃんと回ってくれるための厚さは欲しいもんね。

さて、そこからはユーザー×中の人とのミーティング。

試作品の鍋の深さをどうしたほうがいい?的な話からあれやこれやと話は盛り上がっていきました。そして、どんな商品が欲しいのかという話でKJ法の手前くらいまでの事をやって終了。俺は何が欲しいかと書いたかというと、中華鍋を作って欲しいとしたけど、どうなんでしょうねー。穴の空いたフライパンもいいよねー。

そんなこんなで、ファンミーティングは終了。なかなかに得るものが多かったです。

ちなみに、おもいのフライパンBASEは会社敷地内にあります。

フライパンの販売やツアーなどもやってますが、いつやっているかはこちらのサイトをみていただいた方が良いです。

おもいのフライパンBASE ご予約フォーム – おもいのフライパン公式サイト
【公式ショップ】おもいのフライパン|世界で一番お肉がおいしく焼ける鋳物のフライパン
おもいのフライパンは世界で一番お肉が美味しく焼けるフライパンです|石川鋳造
タイトルとURLをコピーしました