28年前も今も、「マーケ感がダダ漏れしているビール」
先にこう言っておこうかなって思う。ビジネス的にいい意味で。
アサヒビールさんが84~85年に実施した調査で得た「苦くて重いビールから、のどごしのよいすっきりした味わいのビールへ」という嗜好の変化を捉え開発した商品で、生産体制を「スーパードライ」に集中するため93年に缶の販売を終了して28年。復活しましたというビールということ。
“飲食店で愛され続けたまろやかなうまみ”
新垣結衣さんをCMに起用したという話題よりも、むしろこのキャッチコピーの方が気に掛かる。
そもそも飲食店でマルエフを飲んだ事は一切ない。結構な場数踏んでるはずだけど、全く出会ってない。なので、個人的には愛され続けた感が一切ない。じゃあどんなビールだよと思って発売日に飲んでみたわけです。しっかり冷やしてね。
一口飲んでみた感想
「ビアリーっぽい」
それもそのはず。低炭酸でアルコール度数も4.5%
まぁ軽い。味わいは良いけど軽い。軽いんだけどまろやか。尖った感じがしない。
ごくごく飲めるどんどん飲める感はあるので、切り口を変えたスーパードライと捉えてもいいかもしれない。
ガイアの夜明けも見たのだけども、
ビールを飲む人口を増やすとか新しい戦略をっていうところを立てていくなら、なかなか戦略的なビールだなって思ったのと、例えば自分で料理をガシガシする層ではなく、デリバリー・テイクアウトやコンビニとかメインで食生活を組み立てている人にとっては、寄り添える感のあるビールかと思う。こういう料理は大抵、一口目からパンチのある旨さを伝えていく傾向があるので、それが言えると思う。ボディの強いちゃんとしたビールだと重くなりがちだし。
個人的には、ちゃんとビールしたビールを選びますが、こういうのもあったっていいよねっていう新しい感じかなっていうふうに締めようと思ったけど、
あれ、バドワイザーとかそっち系じゃない?これ?とか思い始めてしまったわけです。
売り方だなぁ。やっぱりマーケなビールだな。