鶏の唐揚げもまぁ散々作ってきたし、唐揚げの旨い店だとかあれこれ食べてもきたが、ふと思った。町中華とかで昔からある、鶏肉の味をちゃんと味わえて付け合わせの塩胡椒みたいなので食べるやつ。あれ美味しいよなぁって。
そして、また今度書くけれど、漬け込みなどせずに、とんでもなく美味しい唐揚げを出す店があって、それで思ったのよ。
最高級でなくても、そこそこ良い鶏肉だったら、下味はつけるにせよ余計な漬け込みなんか要らんな。
で、作ってみたらまぁこれが大ヒット大勝利なわけです。
そして、白い唐揚げができました。メイラード反応を遅くしてあげればできるので、簡単っちゃあ簡単ですが、時短料理には一才ならないので、やりたきゃどうぞ的なそんな感じ。でも、割といいかもです。
■材料
<白い唐揚げ>
・鶏肉(もも・むね食べたいだけ。今回は両方使ってます)
・塩(適量)
・日本酒(適量)
・薄力粉(適量)
・油(今回は米油を使用、適量)
<添える味付き塩>
・藻塩(適量)
・白胡椒(適量)
・五香粉(適量、なければ省略してもいい)
■作り方
1.適当な大きさに切った鶏肉を塩と日本酒で下味をつける。
2.1に薄力粉を満遍なくつけ、はたいて薄衣にして、油で揚げる。150℃前後を狙って、高温にせずじっくり揚げる。たっぷりの油を使わなくても、揚げ焼きレベルででも作れます。
3.揚げ終わりタイミングは泡の出方が小さくなったくらい。油から取り出し、油切りしてる間に余熱で中まで火を通し、その間に塩:白胡椒:五香粉=2:1:1で混ぜた味付き塩を用意し、器に盛り付けて完成。
■まとめ
今回、国産のレモンが入ったので添えました。
食べながらちょいちょい絞ってつけるのが正解だと思ってます。最初からババってかけるのは個人的には好きではないけど、まぁ指摘はしないようにしています。
そこそこに時間はかかるので、ちゃっちゃと唐揚げ作りたい方とか大量に仕込みをしたい方は、高温で2度揚げとかでもなんでもしてください。
あと下味。鶏がそこそこいいものだったら、塩と日本酒だけで本当に事足りる。つけ汁作ってやるのがやりすぎだと思うくらいに。ただ、鶏の程度がよくない場合はちょっと難しいなって思う。
でもまぁ、白い唐揚げといえばやっぱり茅場町の宮川さんかねぇとか思うよ。